新型コロナ

※この記事は2020年3月下旬〜4月上旬にまとめました。

2020年1月から、新型コロナウィルスという肺炎をもたらすウイルスが、はじめ中国の武漢で広まり、それが2月の中国における春節で、世界中に中国人が渡航した結果、3月下旬ではヨーロッパやアメリカなど世界各地でウイルスの感染が猛威をふるっています。

3月22日時点においてイタリアに至っては、都市を封鎖しても流行が収まらず、1日に800人弱が亡くなっている状況です。

死亡者の数では、イタリアは、ウイルス発生国である、かの人口大国の中国を抜いています。

3月29日時点では、日本は今のところ低推移(1日40人~60人ほど)していますが、ニューヨークではすでに都市封鎖をするかどうかの議論がされているような状況です。

さて、このような事態のなかで起きている様々なことは、ある意味では、社会の経験値を上げる機会でもあるため、次に同じことが起きたときに、影響をより小さく留めることを試行錯誤する機会でもあります。

特に個人においてはそうだと思います。よって私は、この事態から学んだことを記録していきたいと思います。

※執筆時点の2日後に政府が緊急事態宣言を出すことになりました。この記事はその直前時点の記事となります。

Twitterによるデマ拡散、マスメディアによる不安煽りの買い占めは無くならない

Twitter・テレビ。

これらのメディアが、社会に不安を増幅させる現象は、東日本大震災(2011年)のときから見られるようになったと思います。

この現象は、私は、人類・社会が進歩すれば無くなる現象だと思っていましたが、そうではないことを確信しました。

いちど何らかのキッカケによって、不安に火がついた個人は、はじめは少ない賛同者であっても、それがTwitterを通じて拡散されていくなかで、

たとえば一部で買い占めが起きたとすると、結果的に、元となる不安ネタがデマだと分かっても、起きてしまった買い占めは全体に広がって行き着くところまで行き着くことが分かりました。

なぜなら、その買い占めの発生自体はすでに事実であり、放置しておけば自分が買えなくなるのは確実だからです。だから買い占めを促す動きを取らざるを得ない人たちは必ず発生します。

そしてメディアは、まだ一部エリアで起きている買い占めかもしれないことを、全国に放映することで、社会全体へ拡がることを後押しします。このサイクルが確実に進行します。

東日本大震災のときにも、東京においてはインフラが無傷なのに買い占めが起きたり、テレビが放射線について無用な不安を煽ったことについて批判のブログを投稿しましたが、

 
今になって考えが変わりました。

Twitterによるデマ拡散、マスメディアによる不安煽りによる買い占めは無くなりません。これは自然現象として捉えるべきです。

よって、個人としてできることは、それにいかに備えるか、しかありません。つまり常日頃または早めの備蓄あるのみ、ということです。

日常品の買い占めに対する備え

ちなみに、非常事態がウイルスとなると、買い占めの対象になるものが食料品だけではとどまりませんでした。

関連する医療品も、備蓄しておいた方がいいと思われます。それらを記録しておきたいと思います。

1マスクの備蓄

これはすぐに無くなります。

そしてウィルス流行の場合、自分が若くて健康だから、感染しても症状が悪くならないから、マスクは備蓄しなくても大丈夫、というものではありません。

その自分から周囲へ感染を拡げないためにマスク着用が求められます

この意味でマスクは1ヶ月分くらい(1箱)は備蓄しておいた方がいいでしょう。

ちなみにウィルス流行の時期が、花粉症と重なったりすると悲惨で、普段マスクが必要な人は、マスクが手に入らなくなるので、かなりの不便を被ります。

と同時に、外出時に、花粉症でくしゃみや鼻をかんだりすると、周囲から白い目でみられるどころか、

今回の流行において、電車のなかで「咳・くしゃみをするなら電車に乗るな」ということで、殴り合いになったことも発生しました。

なので、自分が健康だから不要、というよりは周囲からのあらぬ攻撃の標的にならないためにも、マスクは備蓄しておいた方がいいでしょう。

ちなみに、ウィルスが流行していて外出規制がかかるような状況では、世の中の人は、非常に神経質になっているので、ちょっとしたキッカケで、喧嘩になり得ます。

気をつけたほうがいいでしょう。

さらに言うと、日本で花粉症が始まる季節(2月)は、中国の春節の時期にあたります。

今回のコロナウイルス流行においては、2月時点では日本では流行していなかったため、あろうことか既にコロナ流行がしていた中国人の旅行客に大量に購入されて、市場のマスクが品薄になったところに、そのまま日本でも流行をしだしたというものです。

なので、マスクが手に入らないままに、日本本国の非常事態を迎えてしまった人も多かったのではないかと思われます。

※これは4月4日の早朝6時からマスクを買うためと思われる待ち人です。この時期でもまだマスクは手に入らないのです。

2食料品の備蓄

食料品の備蓄についてですが、食料はウィルスとは関係ないと思われるでしょうが、実際にはウィルスが流行ると、行政機関から外出の自粛要請が出ます。

そうした途端に、みなスーパーの食料に群がって買い占めます。

皆が家食のために食材を買うから夕方には自分が食べる分が不足するだろう、という流れが見えてくると、もう止まりません。

ただ、流通が無傷であれば、一週間程度でおさまると思われますし、スーパーの棚はカラでも、コンビニの棚には豊富にあったりと、ばらつきもあるので、長期的にすべての店舗で、すべての食料がなくなるということは無いといえます。

とはいえ、一時的には食料品が無くなるかもしれないという不安がでることもあると思います。

私は、東日本大震災のときの教訓から、お米やパスタなど、常にいま使っているものとは別に新品が1つある状態をキープするようにしています。

これによって、少なくとも1週間程度は、なにも買えなかったとしても、食べられないことはない、という状態にしてあります。

3トイレットペーパー・ティッシュの備蓄

それから、ティッシュ・トイレットペーパーは、ある人がTwitter上で「中国から輸入をしているから、その中国がウイルスでやられると輸入できなくなるのではないか」というデマが出発点だったということです。

つまりこれなどは、完全にデマなわけですが、それでもやはり買い占めは発生します。

ただし、ティッシュ・トイレットペーパーは、国内生産で供給しているので、ほどなくして買えるようになりました。

ちなみにですが、これも「今使っているものとは別に新品が1つある状態」を維持するようにしているので、デマによる短期的な買い占めなどで困る状況にはならないようにしています。

これも東日本大震災のときからの学びです。

仕事が長期間の在宅ワークになることへの備え

ウイルスが蔓延しだすと、政府や都道府県からの外出自粛要請が出るのと、平日の仕事も在宅ワークに切り替えるように要請が出ます。

で、実際に在宅ワークに切り替えるのですが、それよって数々の支障が出てくることも分かりました。

一言でいえば、会社ワークで慣れていたことが、長期間の自宅ワークでは辛くなる、というものです。

そのことを記録しておきたいと思います。

1姿勢の矯正グッズは持っておいたほうがよい

まず一つ目が、そもそもの椅子です。

なんだかんだで、会社の椅子は、自宅にあるような椅子よりは、なんだかんだで長時間作業に特化した「よりよい椅子」であることが多いです。

よって、自宅のリビングにあるような、硬い椅子だったりすと、一日中の仕事が長期間つづくと、だんだん腰が痛くなってきたり、姿勢が辛くなってきます。

であれば、高額の椅子を買えばいいのか、となりますが、そんな時期となってしまっては、もはやお店が休業している可能性もあるし、お店の接客のなかでウイルスに感染するリスクも高まりますので、買いに行くこともままなりません。

よって、いつもの椅子に置くだけの、姿勢矯正グッズを買っておいた方がいいのではないかと思います。

私は、こちらの商品を買って使いました。

2大きなサブディスプレを準備しておく

次は視界の広さのことです。

人によっては、会社ではデスクトップPCを使っていたり、ノートパソコンの人でも大きいサイズのサブディスプレイを使っている人が多いと思います。

私は、もともと自宅用に、コンパクト(15インチくらい)なサブディスプレイを買っていたのですが、

それはたまたま1日リモートであれば、まだしのげるものですが、ずっと自宅で作業となると、やはり普段会社で使用しているもっと大きなサイズのディスプレイがないと、作業が捗らないということが分かりました。

よって、私は追加で大型(21.5型)ディスプレイを購入しました。
これによって、PCでの作業効率はかなり上がりました。

ちなみにディスプレイを購入するときの注意点としては2つあると思います。

1つは、会社で使い慣れた色味であることです。
私は、過去に会社のオフィスで、別の人のディスプレイを一時的に借りたことがあるのですが、どうもコントラストがきつくて、目がとても疲れた記憶があります。なので、普段使いのものに合わせるのが一番いいと思います。

2つ目は大きすぎないサイズです。
会社のデスクと、自宅の机では奥行きも違うので、あまり大きなものを買うと、机の奥に置けずに、目とモニターの距離が近くなり、かなり不便を被ると思います。

なので、わたしは21インチくらいのサイズのモニターがいいのではないかと思います。

3通信環境は光回線。WiMAXは止めておく。

社会人になって、インターネットを自宅でそれほど利用しな人は、WiMAXの利用をしているのではないでしょうか。

工事などは不要で便利だからです。

ただ、WiMAXは(おそらく)すべてが、通信容量制限があります。通常、1日あたりと3日あたりです。

通信容量を超えると、その後にリセットされるまでの通信速度が128kbpsくらいに制限され、ニュースサイトすら見れなくなるため、そもそも仕事ができなくなると思います。

そして、会社によりますが、シンクライアントといって、常に会社のサーバーにアクセスしてWindowsを起動するような仕組みだと、通信量が大きくて、おそらく2〜3時間で、容量制限に引っかかります。

つまり、自宅で仕事がまったくできない状態になってしまうことでしょう。

というわけで、多少、月々のコストが高くつきますが、光回線で、容量無制限でのインターネット環境を整えておくのがいいと思います。

そして非常事態になってからでは、光回線の申し込みは殺到してしまい当分設置できなくなるのと、そもそも工事にくる人などとの接触による感染リスクが上がるので、普段からの利用を光回線に切り替えておくのがいいと思われます。

政府の対応を待っていてはならない

政府の対応は、今回は非常に遅いと思います。

戦後、これまで非常事態を経験してこなかったこの国してこの政府ありきという感じですが、

野党も国民も、政府が先手を打とうとすると、「エビデンスがないのになぜ動く」と批判し、

政府が後手にまわると、「なぜ手を打たない」と批判するといった有様で、その批判している政府に注文をつけれるレベルではありません。

そんな感じで、お上の動きを待っていては、個人としては手遅れになるので、

外出自粛や、リモートワークなど、「いますぐやるの?」と思われることを、さっさと実行するのがよろしいかと思われます。

握手は避ける・風呂は毎日入ること

これは日本人の文化のなかにはあまりないから心配する必要はないかもしれませんが、

欧米で急激に感染者数を増やしているのに対して、日本での増加の仕方が、通勤電車の混雑があるなかで、少なくともこのブログを執筆している時点では、欧米のような爆発的急激な増加を見せていません。※この直後に爆発する可能性はあります。

これは、日常の握手による感染がないことや、欧米人よりもはるかに清潔好きな日本特有のライフスタイルの影響なのではないかと思われます。

なので、ウイルスの流行時には、意識的に人との直接接触は避けるようにしたほうがいいと思われます。

それから今回のウイルスは、なにかモノに付着しても、かなりの時間、生き残りそうなのです。

なので日本人の普段のライフスタイルである、毎日風呂にはいるや、毎日洗濯、みたいなことは意識的にやったほうがいいと思います。

香水が発達している国々ではそうでないと思いますので、そこも感染者数の増加幅の異なる理由なのではないかと思っています。

若者・年寄りが多い街には近づかないこと

まずは若者について、ですが、

今回の新型コロナウイルスは、肺炎を引き起こすウイルスなのですが、若者は症状がほとんど出ないケースが多いようです。

なので、元気な若者は、初期段階では「自分がかからないから大丈夫」という理屈で、普段通りに外出します。

これが曲者で、これによって街のなかからの感染が爆発的に増加していく、ということになります。

そして途中から、そのことがテレビなどを通じて注意喚起されだすので、収束していくのですが、初期段階のこの拡散パターンは、次にまた同じことが起きても防げるとは思えません。

なぜならその時代々々の若者は、常に過去を知らずに生まれてくる世代になるからです。

ですので、くれぐれも街には近づかないほうがいいと思われます。

そして年寄りについてですが、
なんと致死率の高い年寄りも、かなりウイルスが蔓延してきてからでも外出しているようです。

これは恐らく、身体を動かさないと確実に体調を崩すという事情もあるのではないかと思います。。。

ただ、年寄りは、感染すると重症化リスクが高いということなので、外出できているということは大丈夫な方がほとんどであると言えましょう。

そこでウイルスをもらうかどうかについては、その人の運命次第ではないかと思います。
(ー ー;)


ちなみに、日本人はそんなに聞き分けがないのか、と憤りが出ていますが、外出自粛を言っても聞かない人たちは世界共通なので、人類社会の自然現象と見たほうがいいと思われます。

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▼引用(CNNニュース)

感染拡大止まらぬイタリア、市長が外出の住民を叱責(CNN)
2020.03.24 Tue posted at 14:50 JST

「家に帰れ。これは映画ではない」――。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、全土で封鎖措置が取られているイタリアでは、指示を守らず出歩く住民らに対し、地元市長らが厳しい叱責(しっせき)の声を飛ばしている。南部の都市バーリの市長は先週、住民らに「これは国家の非常事態だ」と強調し、卓球をやめて自宅のゲーム機「プレイステーション」を使えと呼び掛けた。

ソーシャルメディアにビデオメッセージを投稿する市長らも多い。

中部グアルド・タディーノの市長は20日、フェイスブック上のビデオで「私たちは本物の戦争状態にある」と宣言。「家にいなさい。人々が死んでいるのが分からないのか。1日に400人の死者が出ているというのに」と訴えた。

同国では23日までの24時間で601人の死亡が報告され、死者は計6077人に達した。感染者も新たに4789人が確認されて、計6万3927人に上っている。

南部の港町レッジョ・カラブリアでは20日、市長が犬を散歩させている市民を見かけ、SF映画「アイ・アム・レジェンド」で生き残ったヒーローを演じるウィル・スミスではないのだから帰宅しろ、としかりつけたことを報告。市内の道路は警察がドローン(小型無人機)で監視していると警告した。
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