記憶の糸

会社のマネジメント研修で、複数部署の課長クラスをあつめて内政をする、という内容のものがありました。

この研修では、部下に接するときに「こう期待をかけて、こう接すれば、こうなってくれる」という人間観が基底に流れていました。

ただ、私が思うのは、そうやって海外でことごとく失敗してきたのが、日本のこの甘ちゃんの考え方だと思うのです。

どうしても分かり合えない人はいる。それも含めたマネジメントをこそ。

今の時代は、世代の間でもいちじるしく価値観が異なると言われています。

だとすると、「こうなってほしい」という期待に、「そういうのはいらない」と反応する人を、いかに「期待にこたえたい」と思うように変えていくか、

ということをどれだけ学んでも、どうにもならない、という現実を一方で徹底的に認識する必要があると思います。

これを認めないと、解決できない問題に、無限にパワーを割くという事態になりかねません。

そんなことを感じた企業研修でした。

もちろん、会社内であれば、上記のような著しく価値観の違う人がいるとしたら、それは人事部の無能なのかもしれませんが。

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