人間関係

私は、昨年の前半に、コミュニケーションを普段から取ろうとしない上司のもとで、散々な目に会いました。

 

私はこの経験をしてから、自分の上司との人間関係に、本当に普段から警戒すべきであるとの教訓を得ました。

というのも、その上司は、もともと自分で「コミュニケーションが嫌い」と言っていて、業務上最低限度のコミュニケーション以外は取ろうとしない人でした。

そのスタイルで、部署の業績がとくに問題のないときは、まったく問題はなかったので、私もそのスタイルが、ややバランス感覚に欠けるスタイルであるとは思いつつも、「この人はそういう人なんだ」くらいで、特に警戒することはありませんでした。

相手に対する自分の第一印象としての直感は正しい

が、この部長が牙を剥いたのは、自分の部署の業績が悪くなったときでした。すべて現場のせいなのです。

報告以外のコミュニケーションを取ってこなかったので、途中経緯は知りません。よって、問題が発生して時間がないなかで、途中経緯を細かく説明する時間もありませんし、第一、途中経緯の細かいところはこちらも記憶が曖昧になったりしています。しかもそのなかには、部長が言い出したが、成り行きで実行されなかったことが起因していることも当然あったりします。

が、そういった経緯の細部まで明快な説明がなければ、「だから結局、すべきことをやってなかったんでしょ!」と言って、すべて現場の責任ということで一方的にやり込めるということをしたのです。

これをもって私は、この人に対して完全に信頼感を喪失しました。

ただ、考えてみると、報告以外のコミュニケーションを拒否するというバランス感覚が欠けていることに対して違和感を抱いていたわけで、その違和感はやはり間違っていなかったのです。

いろんな人と付き合ってきた経験があるなら、これからは自分の直感で相手との付き合い方を選別すべき

というわけで、私は自分の直感はそんなに間違っていないとの確信も得ました。

というのは社会人15年目ですが、ずっと折衝がある仕事をしてきたので、もうかなりの種類の人と会ってきました。

そのなかで、友好的であったり敵対的であったりの人間関係もありましたし、そのパターンに応じて付き合い方も変えてきました。

そんな経験があるので、自分の狭い人間関係の好悪の趣味に囚われることはないであろうという自信もあります。

よって、思い切って、自分の直感で相手を選ぶようにしてもよいと思うようになりました。

なんと言っても、自分が成功するも失敗するも、前向きになるも後ろ向きになるも、結局は相手との関わりを通じて成す以上、すべては「相手次第」なのです。

そしてこれは、「相手」から見た「私」も同じことで、少なくとも「私」がこの相手を信用できないと思うなら、はじめから付き合わない方がいいと言わざるを得ないでしょう。

おすすめの記事