藤堂高虎の本を読んでいて出会った遺訓をここに記します。
これは遺訓のうちのほんの一部です。一度、全てを読んでみたい場合は、『高山公実録』でも購入した方がいいかもしれません。
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『藤堂高虎~家康晩年の腹心、その生涯~』(徳永真一郎 著)より
御奉公(幕府への)油断あるまじきこと
身の分限ほどに万事その沙汰あるべきこと
振舞いにむざと参るまじく候。ただし斟酌なら
ざるところへ参り候はば長酒無用のこと。
上下ともによき人というならば、およばざるまでも
似せ、上下ともに悪しきという人の真似はかりそめにもつかまつりまじきこと。
常々よき友と話し、意見をも受け申すべく候。
善し悪しは友によると聞き候。悪しきは何事もほめ、意見がましきこと申さぬものに候。それは侫人にて候あいだ愛し申すべきこと。
仁義礼智信、一もかけては諸道成就なるべからざること。
『伊達政宗言行録』にも以下の記述あり。
此五つの内一つ欠くれは人久しからず。
是則五臓なり。
五臓のうちひとつ欠けては、病生じて人死す。