「暗記」する人は「導き出す」人には勝てない。そして「できる人」にはならない。

最近、職場で部下を育成しています。

内容としては、彼は「企画職」として入ってきたのですが、

部署で扱っているシステムのプロダクトの詳細な理解なしには、新しい企画をする際に、「何がどこまでできて」「部品の組み合わせでできるかどうか」という判断が自分自身でできなくなるため、とにかく、システムの知識を叩き込んでいます。

そしてまずまずのところまで彼は覚えている途中なのですが、そのなかで「覚え方」について、ハッキリと分かったかたことがあります。

彼は、「理解して覚える」のではなくて、「暗記する」のです。

だから、忘れたらもう終わりで、正しく導き出せないのです。

私はかれに、1周間に1回、30分の打ち合わせを設けていて、そのなかで、ホワイトボードに、私が説明したシステムの仕組みを、自分なりにホワイトボードで、何も見ずに描けるようになってくれとオーダーを出しました。

そこで彼は、「暗記」していたので、忘れた部分が思い出せず、描ききれないのです。

あるべき姿は、その場で「導き出せる」ことなのです。

「導き出し」さえできれば、忘れてしまっても「思い出す」のではなく文字通り「導き出せる」し、新しい要素が加わったときに、組み換え可能かどうかの判断もその場で大筋はできるのです。

そして「暗記」している人は、この手の状況のときには、すべて「社に持ち帰る」ことでしょう。それは時間の無駄なのです。

そのことを彼には口を酸っぱくして言っています。