インターネットのニュースサイトが出てきて、スマホで見れるようになってから、
情報収集については、通勤の行き帰りのスキマ時間を活用するようになりました。
こうすることで、新聞を読む必要もなくなり、テレビのニュースも殆ど見なくなりました。
これで効率化できたと思っていたのですが、最近、ニュースサイトの質に疑問を持つようになってきましたので、そのことを書いておきたいと思います。
目次
Smart Newsは下衆記事・ゴシップ記事だらけ
まず最も使用しているのは、Smart Newsというニュースアプリです。
このニュースアプリは、情報が見やすいというのと、割と網羅的に情報が取れるので重宝していました。
が、使っているうちに段々と目障りに感じるようになってきたのが、ゴシップ系や、下衆いネタが多すぎる、というものです。
例えば、「○○の奇跡の美ボディ披露」「ランニングを続けていたら身体に起きた変化」「難しい漢字の読み方」などなど。
挙げれば切りがないですが、これってそもそもニュースですか?というものばかりです。
そして、これらの記事を見ると、お得意の「関連記事」なんかがあったりして、1分1秒でも長く読者をサイト内を回遊させようとするわけです。
そうすると、情報収集目的の時間のはずが、いつの間にかネットサーフィンに陥っているわけです。
で、このアプリの売りは、パーソナライズだったとも思いますので、「この記事に関心がない」というような設定を、3ヶ月くらい折を見ては続けてきたのですが、
どれだけやっても、上記のような記事は無くならず、「有名人女性のすっぴん」や、「グラビア」や、「心理テスト」が出てくる始末。
繰り返しますが、これらは情報収集を目的とした私からすると、ニュースではありません。
そして、人間の本能的に、そういう記事をクリックしてしまう。脳がそうなっているから。
広告で成立しているから、そのことは分かっていてやっているのだろう。
よって、スマートニュースは時間の無駄要素を低減できないので止めてしまいました。
Yahooニュースは情報が部分的すぎる
そして久々にヤフーニュースに戻ってみました。
なぜYahooニュースを見ないようになってしまったのか記憶にはありませんが、これも使っていると分かってきました。
それは、トピックがあると、トップニュースがそれで埋められて、俯瞰的な情報収集ができないのです。
たとえばバイデン大統領当選のときは2日以上は、こんな感じだったと思います。
さらに悪いことには、読者のコメントをどうしても見てしまう、というものです。
これも、世間ではどのように言われているのか、ということが気になってついつい見てしまうのですが、これで時間を使ってしまうのは本末転倒です。
俯瞰的に情報を取得したいという観点からすると害悪です。
よって、Yahooニュースとも距離を置くようになりました。
パーソナライズが売りのネットニュースなんてこんなもの
結論は、読者のPVを稼いで広告モデルで運営されているニュースサイトは、
結局は、人間の本能に訴えて、記事閲覧を稼ぐ流れからは逃れられないのだということがハッキリ分かりました。
そしてその手法は、脳に訴えかけるものなので、その人の我慢とか、気にしなければいい、とか、そういう次元でスルーできるようなものではないのです。
目に留まれば、クリックを誘発し、そしてそのまま別の記事へのクリックを誘発するように仕組まれているのです。
利用する側からすると、完全に時間の無駄であり、
運営者側からすると、完全にこれこそが目的なのです。
だから、広告収入主体のニュースサイトのパーソナライズなんてそんなもんなわけです。
これ以上、パーソナライズの質が向上することはないであろう、と言えると思います。
俯瞰的に情報収集をするなら新聞紙にもどってみた
幸い、在宅ワークで家にいる時間が長くなりましたので、新聞紙を取り出してみました。
スマホを見ずに、必要最低限の情報を俯瞰的に収集できるのであれば、これでもいいかと思ってのことです。
しばらく経ってから、また新聞というものを評価してみたいと思います。
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