記憶の糸

日本人だからできることは何か。

恐らくビジネスにおいて、21世紀はこれを追求して形にできた組織が生き残ることになると思います。

そして提供できるものがコモディティの域を脱さない限り、規模を持たない企業は、早晩に新興国勢に打ち負かされることになるでしょう。

かつて日本が打ち負かしてきたように。

ただそうなると、日本人だから提供できるもので、コモディディ化されないようなものは何なのか。

これがなかなか思いつかずに考えていたのですが、そのお手本となるような製品を生み出している企業を、ある人から教えてもらいました。

その企業はなんと和紙のバッグを作っているのです。しかも実用性に耐えるだけのバッグです。

記憶の糸-siwa

ショップ:http://www.assiston.co.jp/?item=1750

開発ストーリー:http://www.assiston.co.jp/?infocus=20090720#interview

これは見たとき、こんなことは日本人でないと絶対にできないと思い感動しました。

松下幸之助氏が、盛田昭夫氏との対談で言っていました。

「日本の良さを正しく生かす必要がある」と。

それがどういうことか、この和紙のカバンにはっきりと見て取ることができます。

そこには、日本人らしい感性と、それを形にしようという、これまた日本人らしい努力を見ることができます。

そうして作り上げられたものは、日本人にしか提供できないもの、そして日本が世界で戦っていくための次の武器となり得ると直感します。

ひらめき電球関連ブログ:ソニー・松下のトップ対談 ※松下幸之助/盛田昭夫

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