天才を間近に見る ※ベートーヴェンの場合※

年末になると流れる、ベートーヴェンの交響曲第9番。

あの壮麗な音楽を前にして、私たちはベートーヴェンの「偉大な作品」とは、かくのごときものであるということを知るのであります。

が、一転、その音楽を作り上げたその人の内面を間近で見ることにより、芸術家本人の偉大さが何であるかを、朧げながらも知ることができます。

それを示唆してくれる書物がありましたので、そこからの文章をここに書き留めておきたいと思います。

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不幸な貧しい病身な孤独な一人の人間、まるで悩みそのもの
のような人間、世の中から歓喜を拒まれたその人間がみずから
歓喜を造りだす
・・・それを世界に贈り物とするために。

彼は自分の不幸を用いて歓喜を鍛え出す。

そのことを彼は次の誇らしい言葉によって表現したが、
この言葉の中には彼の生涯が煮詰められており、またこれは、
雄々しい彼の魂全体にとっての金言でもあった

悩みをつき抜けて歓喜に到れ!

Ludwig van Beethoven

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