
私の子供は、現在1歳7ヶ月ですが、
ここにきて初めて、食物アレルギーで、やや緊張感の走る症状が出ました。
それは、ご飯を食べ終わったあとに、急に弱々しく泣き始めて、声がかすれて、ゼーゼーと言い出したのです。
状況としては、アナフィラキシーショックに発展する可能性のある症状で、これは起きてはまずい症状です。
なので、今は、病院に罹っていて、アレルギー検査を順次進めている状況なのですが、これを機会に「アレルギー」について理解を深めておこうと思い、まずはこの本を手に取りました。
この本の概要
1)
この本を読むと、現在の子供のアレルギーは、日本だけの問題ではなくて先進国で爆増していることがわかります。
2)
それから、アレルギー反応のメカニズムが、とてもシンプルに分かります。小難しい用語は出てきますが、そんなに数は出てきません。そしてメカニズムは、直感的に理解できるように説明してあります。
3)
そして最近のアレルギーの研究の成果が紹介されており、その内容がとても期待できるものとなっています。
この本で得られるアレルギーについての知識
ちなみにこの本を読むと、
・体のなかの細菌の多い少ないが、アレルギー発症に起因していることがわかります。
・子供が、キレイに手洗いうがいをしていると、返って、アレルギー反応を高める可能性があることがわかります。
・食べ物という異物に対しては、どうしてアレルギー反応が起きないのかが分かります。
・母親が、アレルギーを避けなければいけないことは嘘であることがわかります。
・食物から「異物」を摂取した場合と、皮膚から「異物」を摂取した場合とで、アレルギーが起きる/起きないの違いあることが、メカニズム的に理解できます。
・よって、食物から「異物」を摂取するという方向に、アレルギーの根治対策の可能性が期待されます。これは例えば、花粉症の舌下免疫療法に活かされています。
この本を速く読むには
ちなみにこの本は、免疫についての記述の他に、どこそこの国の大学へ行った時の情景などを描写している記述があるのですが、
そういった描写系の記述はすべて読み飛ばせば2時間もあれば読み終わる本となります。
描写系の記述をいちいち読んでいると、+1時間くらいはかかると思いますので、どんどん読み飛ばしながら進んでいくのがいいと思います!