私には1歳5ヶ月になる男の子がいます。
で、同じ学年で子供が産まれた友人と会って話すと、はやくも教育のことが話題になったりします。
いえ、友人以外でも、会社の先輩などの我が子の話でも、自然と教育についての会話が多いです。
水泳、ダンス、学研、英語、インターナショナルスクール、七田式、そして、モンテッソーリ教育など。
教育情報に振り回されそうになったときに、ふと手にとった本
当然、これらの教育は、「やった方がいい」方式で、すべてをやりたくなります。
でもすべてをやることは出来ません。とはいえどれか一つくらいは、となります。
それでも私自身が、そんな幼児教育を受けてきたわけではないので、まぁ、その時が来たら、くらいのスタンスでいました。
そんなとき、将棋士の藤井四段で有名になった「モンテッソーリ教育」についての本がたまたま目に留まって、書評を読むと「もっと早く読んでおけばよかった」という書き込みが多かったので、自分も本を読んでおこうと思い、買いました。
それがこちらの本です。
モンテッソーリ教育のHowではなくWhatを学ぶ
そしてこの本を読んで、私も目からウロコでした。
なんと行っても、この本には、どういう教育をしたらよいか、が書かれているのではなく、
どういう考え方で成り立っている教育法なのか、ということが書かれています。
つまり、モンテッソーリ教育ではどうやるかではなく、モンテッソーリ教育とは何なのか、が書かれているのです。
この本を読んで、私は本当によかったと思います。
ここに書いてあることを短く要約せよ、と言われれば、こういうことです。
要約子供の表情が最も輝く瞬間を観察せよ。そしてその瞬間が続くように環境を整え続けよ。
です。
モンテッソーリ教育では、その瞬間を「敏感期」と表現しており、そのために親が大人目線で子供を見るのではなく、要約のような視点で子供を見なければならない、と諭しているのですが、とういうことはつまり、大人もまた「子供の敏感期」に反応する「親としての敏感期」に入らねばならないと説きます。
私は、本当に、この本を読んで、子供の笑顔の意味するところを全然違う角度から認識することができました。
そしてその結果、モンテッソーリ教育の考え方を知ることができました。
この考え方を知ったので、今度から子供への接し方は大きく変わると思います。むしろ子供と一緒に、私自身も変わっていくことになるだろうと思いました。
そして、なにも、知育道具のようなものを与える必要もないのだと安心を得ることができました。