子育てを経た家庭なら実感としてあると思いますが、
鉄道の駅のエレベータがどこにあるのか分からなかったり、あるいは、そもそもエレベータが無い、という不便さに悩まされたことがあると思います。
ちなみに、私の妻は、御茶ノ水にある病院で子供を産んだのですが、
なんと病院が多数あるJR御茶ノ水駅には、エレベータはおろかエスカレータもないのです。
ちなみに、私の父は足が悪いのですが、遠方から子供に会いに来てくれたときに、御茶ノ水駅にエスカレータが無いことに驚いていました。
なんといっても、場所は、首都東京のど真ん中、近くに病院がある駅にも関わらず、エスカレータすら無いのですから、私も驚きました。
正直言って、信じられないと同時に、半ば、JR東日本には呆れました。
病院が近くにある駅にも関わらず、そんな設備投資をしてきていないというスタンスに、
根底に、人間軽視の考え方、つまりは自分たちの都合を優先する考え方を感じるからです。
新宿駅も不便
で、本日、JR新宿駅でも不便を感じました。
ベビーカーで移動していたのですが、新宿駅は、大きく南口方面と、東口西口方面に分かれます。
この2つ共に大きな改札なのですが、
東口西口から入ったら、山手線ホームにいけるエレベータがないのです。
南口から入らないと、山手線ホームに行けません。
正直、これほどの大きな駅で、この不便さというのが驚きでした。
パラリンピックで大勢の外国人がくるけど、、、
これ、正直、ベビーカーどころではなく、車いすや歩行補助器を使用されているような方には、かなり酷な状況になると思います。
恐らく、駅の構造上、そのような工事ができなかった、としか言いようがないのでしょうが、日本の首都の主要駅でそのことを放置しているということに、なんとも、利用者軽視の姿勢の根深さを感じざるを得ません。
外国人に叩かれたら動くのでしょうか。
しかしながら、それでもし動いたとしたら、こういった、自分たち発で改善できずに、他人から言われてはじめて対応する姿勢は、昨今の、子育てインフラが整っていないとか、そういうところに全部通じている気がしました。
日本人って、ソフト面の思考が本当に出来ないのだと、改めて思います。