2021年のゴールデンウィークは、新型コロナによる緊急事態宣言の影響受けて、家での時間が増えたので、何かをしようと思い、アニメの探索にしました。
で、早速 Amazon Prime Video を開いてみたいのですが、前々から Prime Video上で話題になっているアニメとして "転生したらスライムだった件" があったので、この1話を見てみることにしました。
結果的には、かなり面白くて、1話を見てから続けてシーズン1は全部見て、シーズン2も全部見たのですが、このアニメは、"感動的" だったり "考えさせられる" といった領域で、引き込まれるような要素があるわけではありません。
例えば、"四月は君の嘘" や、"魔法少女まどかマギカ" といった、人の感情に訴えかけるようなものは全くないのです。
過去記事悲しみと勇気の振れ幅によっていっそう感動させられる作品 - 『四月は君の嘘』
過去記事『魔法少女まどか マギカ』に感動す
にもかかわらず、すべての話を一気に見ることができてしまいました。
これがなぜか、ということを考えてみたのですが、何の事は無い、単純に楽しいからでした。それは、ドラゴンボールのような楽しさだと気づきました。
次から次と、常に新しい展開が待っていて、そこにどんどん進んでいく、と言うワクワク感があるというものです。
というわけで、何も考えずに、単純に楽しく見るには最適なアニメだと思いますので、ここに紹介しておきたいと思います。
「転生したらスライムだった件」の概要の紹介
概要としては、"転生もの" ではありますが、転生自体は、ストーリーには殆ど影響しません。ただの話の取っ掛かりとしてあるだけ、という感じです。
そして、転生後にスライムと言う最弱のモンスターから出発して、それが初期から結構チート的な強さになってしまい、自分の配下をどんどん増やしていき、自分の王国をどんどん広げていく、という内容です。
主人公が最強の強さを持っているので、安心して見ていられます。ドラゴンボールでいえば、やっぱり孫悟空の存在がくれる安心感的なものです。
で、より強く、より関わる領域が広く、話が進んでいきます。
私的なちょっとした見どころ ※ネタバレあり
なので、心理描写とか、社会問題に重ねて、、、的な内容が含まれていないと詰まらない人には退屈だと思います。
まさしく、ドラゴンボールのように、より強い存在が出てきて、それを打ち倒して…という単調な展開でも好きな人には、見ていて全く苦痛はないと思います。
ちなみに、そんな内容の「転生したらスライムだった件」ですが、私の中で2つだけ、見どころと言えるようなところがありますので紹介しておきます。
1つは、「転生したらスライムだった件」の主人公リムルが、人の姿になる時のエピソードです。
"静さん" と言う、主人公とはまた別の転生した人との別れのシーンがあるのですが、そのシーンはちょっとお涙頂戴的です。
単純に声優さんがとてもいい感じなのからかもしれません。
もう1つは、主人公のリムルが 魔王 になるエピソードで、
とある国から軍事侵攻してくる大勢力の軍勢を、圧倒的な強さで殲滅するエピソードです。
主人公が 無敵の強さで敵を殲滅するシーンは、見ていてスカッとしてカッコいいものです。
流行りの「伏線」とか「感動」とか「社会性」とかはない。話が一直線に進行するシンプルな楽しさがある
というわけで、まだまだ完結していないアニメですが、シンプルに強さとか拡大が好きな人には、見ていて楽しいアニメだと思います。
最近のアニメは、妙な伏線とか社会性とか人間の心理的なものをテーマにした小難しい内容が盛り込まれていて、
それを場外のTwitterとかで予想したりするのが流行っていますが、
そんなことを忘れて、シンプル楽しみたい人には、一見の価値があるアニメだと思います。