レナウン買収で思うこと、、、日本アパレルの強みは何か
一昨日の新聞発表で、レナウンが買収されたとのこと。

この会社、高度経済成長時代に伸びたのではありますが、その後に苦戦を続けていたようです。原因は、大量生産・大量消費方式の思考パターンから抜け出せられず、きめ細かに消費者ニーズに対応してこなかったところにあると記憶しています。

ここから転じて、これからますます新興国のアパレルが世界に出てくることかと思われますが、その中で日本のアパレル業界はどのような道に進むべきなのか。

思いつくところでは、ユニクロ化するかブティック化するか…

ユニクロ化は、薄利多売ビジネスで、巨人プレーヤーも既におり、参入障壁が高いと思われます。
一方、ブティック化は、欧米のブランドの後塵を拝すると思われます。日本ブランドは、ブティックというところではそこまでブランドが育っていないのではないでしょうか。(これは調査する必要がありますが)

よって、薄利多売路線でもなく、ブティック路線でもないとすれば何があるのか。

そのどちらでもない路線で行くとすれば、「機能」に特化した領域を攻めれる余地があるのではないかと思います。例えば、昨冬に大ヒットしたヒートテックが代表です。

このように、ナノテクノロジーや化学分野のノウハウを材料に取り入れて製品を作ってみてはどうでしょうか。

そしてもちろん、市場は日本だけではありません。

東南アジア諸国や北欧諸国で、寒冷から、熱帯までの地域に対して、地域に合った製品を開発するのです。

北極圏の人にはヒートテック。熱帯地域の人にはクール○○のようなものです。

幸い、日本列島は南北に長く、四季があるから、モニターとなるような人や地域がいくらでもあると思います。

こんなので新興国と対峙するというのはどうでしょうか。

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