記憶の糸

先日に、転職元の会社の人と飲む機会がありました。

そこで痛切に思ったことは、当時に仕事でつるんでいたとか、そういうものは親交にはあまり役に立たないということでした。

なぜなら、会話をしても、内容は、仕事の内容とか古巣の状況報告とか、そういうものに終始する。

話が発展しない。

そして内容が限定されて横に広がらないから、話を続けようとすれば、どうしてもひとつの話題を深堀りすることになる。

で、深堀りするとどうなるかというと、必然、話題はゲスな方向に行きます。

話は盛り上がるかもしれませんが、正直、そういうのがあまり好きではない自分からすると、いい飲み会だったとは思えない。後味が悪いわけです。

一方、マインドが似通っているのであれば、話を始めると、どの話題から入っても、そのマインドの方向性で話が広がっていく。

そして自分は、もともと営業に近いポジションにいたから、そのマインドで話が広がると、とても前向きな話になり、話し終わった後が清々しい。

想像は広がるし、勇気付けられるし、ワクワクする。

同じ人と何度飲んでも、同じ話題に落ち着くことはない。

社会人になってからの自分の付き合いを振り返ってみると、付き合いの残っている人たちはそういう人たちです。

だから、これからもこういう人を(多くは無理でしょうが)増やそうと思ったら、

趣味を多く持つのではなく、自分のマインドをいっそう明確にする、という作業が必要なのだと思いました。

ちなみに趣味は、そうやって付き合うようになった人がいれば、自然と誘われたりして、身についていくものです。

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