徳川家康が忍者や五人組の制度を作ったわけが課長職になって分かる

このところ、会社で課長職になって気分を新たに仕事をしているのですが、ひとつとても困ったことが出てきました。

それは、マネジメントしているチームリーダーたちがあげてくる、チームのコンディションについての報告内容です。

どういうことかというと、チーム内で都合が悪いことがあっても、それをそのまま自分には報告してくれないと言うことです。

確かに、チームコンディションは、成果とは成果の数字としては見えづらいので、課長が直接確認する方法がありません。

チームリーダー本人たちが言うことを信じるしかないのです。

が、人間の常で、結局、リーダー本人に都合の悪いことをそのまま報告するわけは無いのです。

チームメンバーが疲弊していたり、パフォーマンスが悪いとするなら、それはそのリーダーに起因しているからです。

そして私には「うまく行っている」という報告しかあがってきたいなかったところ、

ある日突然に、メンバーがもうどうしようもなくなって、意を決して、リーダーを通り越して、課長である自分に相談に来る、ということがありました。

これに対してとりあえず解決をしましたが、今後も同じような報告ルートになってしまうようでは良いわけはありません。

かといって、リーダーに任せると今と同じになるに決まっています。たとえ厳しく言っても。

というわけで、メンバーのコンディションまで含めて、どのように把握しやすくするか、というところは、まだ有効な打ち手を考えられておらず今後の私の検討課題です。

昔から悩みは同じ

で、件名にあるようなことを感じている今日この頃です。

やはり昔から、隣組や忍者を使って秘密裏に探らせないと、現場の本当の問題などは、正しく上がってこないのかもしれません。

だとすると、子供の頃に徳川家康を学んだときは、そこまでするんだ、という感想を持ったものですが、

いざ自分が、個人単位ではなく、組織単位をマネジメントする立場になると、これらの取り組みは、仕方のないこと、あるいはそれが有効なことなのかもしれないと思うようになっている今日この頃でした。

Wikipedia:五人組

とはいえ、これを会社組織内でやると、「信頼」が崩壊するのでしょうが。。。

おすすめの記事