新人教育(OJT)、 教えること・教えないこと

私が現場での新人教育で実践していることを記そうと思います。

ちなみに私は、プロジェクトで社内外の人たちをマネジメントしながらも、会社の新人教育、インターンシップ生の受入担当に指名されることが多いです。なので、ある程度の経験値のある人間の言葉としまして、、、

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まず新人教育で教えることは、大きくは次の3つだと考えています。

1)仕事に対する価値観・マインド
2)自分の仕事の位置付け・捉え方
3)作業のやり方

このうち、私がもっとも比重を置くのは2)です。

そして、意義としては重要な1)と、当たり前のことと思われる3)については、敢えて殆ど指導しません。

理由としては、2)をしっかりと押さえてもらえば、1)3)は半自動的についてくると考えるに至っているからです。

では2)で何を教えるのか。

それは、今からやってもらう業務が、結局は、会社の事業や収益のどこにつながっており、最終的な顧客は誰で、それによってどうキャッシュが生まれているのかを教えます。

つまりは、目の前の作業を完遂することが業務の目的ではなく、最終的な顧客への貢献が目的であることを何度も説明します。ここだけはホワイトボードに図を描いたりして、とにかく納得してもらうまで説明します。

言うまでもないことながら、最終的な顧客とは、売上拡大の業務であれば取引先ですし、社内のコスト改善のようなものであれば、自社や自部門や他部門ということになります。

この部分を押さえておけば、1)にも3)にもつながります。

1)については、2)によって顧客にとっての貢献がどうあるべきかを明確にしておけば、価値観やマインドがどうあるべきかの方向性は自然と明らかとなります。

また、3)については、基本的には「マニュアル」なるものや「誰かのやり方」があるわけですから、それに従ってもらえば問題はないはずです。

そして2)が前提としてあれば、単にやってもらうだけではなくて、どう改良したり工夫したりすればいいのかの方向性が見えてきます。そうすると、新人でも外れではない意見を言えるようになります。あとはその意見を、自身の経験値の増大とともに、ブラッシュアップして行ってもらうのみです。

新人に注意するのは、1)3)の言動が、合意した2)とずれていると思われるときのみです。

こういった形で、新人教育をしていれば、たまにビジネス誌に書いてあるような新人教育の悩みのようなものには、あまり遭遇したことがありません。

「教えてもらってません」「聞いてません」や、手取り足取り教えることでかえって、「自分で判断できなくなる」や、「当事者意識がなくなる」などです。

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もちろん、指導をするなかで、作業が遅々として進まなかったり、相手のメンタル面での弱さが出たりすることもあります。

そこは、こちらがどれだけ忙しくても我慢して付き合うしかありません。しっかりと聞いて、見て、やって見せたり、スケジュールの事前調整など、セーフティネットを幾つも敷いてあげることは当然の義務だと思います。

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新人さんにはしっかりしたマインドを持って、強力な戦力になってもらいたいものと思います。

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