「嘘をつかない」という躾をうけた人のほうが、そうでないない人よりも平均年収が50万円高いという情報がありました。
http://mainichi.jp/select/news/20130914k0000e040160000c.html
なるほど、確かに今まで仕事をしてきて、できないことを適当に言いくるめようとする人よりも、できないことは「できない」としたうえで、では他のやり方も含めて、いかにできるか、を一緒に考える人との方が仕事が進んだように思います。
もちろん、最初に「できる」と見込んでいたことができなくなるのは、仕事の現場では往々にしてあることです。
だから、「当初の見込みに反して、できないことが分かりました。申し訳ありません。が、こうすればできるようになります。」という提案を持ってきてくれる人であればとても有難いです。
いずれにしましても、目の前の仕事をいかにしたら完成するかを真摯に考える姿勢があれば、お互いに協力して道中の課題を解決していこう、となるため、仕事はやはり進むのです。
で、そういう人であれば、信頼が揺らぐことがないので、これからも仕事を依頼しようと思うのです。
一番困るのは、案件がかなり進んだ後で、「できませんでした」を、言い訳つきで、その他のやり方の提案がまったくない人たちです。
前提をひっくり返せばできるとか、できない理由を他者のせいにする人であれば、そこで一気に信頼が崩れ、次に一緒に仕事をしようとは思わなくなるのです。
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考えてみれば、仕事をまた依頼しようと思える人は、つまりは仕事が集まる人なわけなので、年収は上がっていくのだと思います。
その人のスキルの不足など多少あったとしても、それもひっくるめて、この人とであれば、仕事を進めることができる、という信頼できるかどうかが、仕事をまた依頼するにあたっての判断ポイントなのだと思います。
そして、この「信頼」の醸成ということに関しては、やはり相手が、難局にあっても嘘をつかないということが基盤にあるのだと思いました。
この調査結果は、改めて、なるほど、と思ったのでした。