ミクロとマクロ:理論の分離とビジネスへの応用

この世のなかの様々なことで奇妙に思うことがあります。

それは、どう見てもマクロはミクロの集合体なのだから、その間を結ぶ理論はありそうなものなのに、ミクロとマクロで理論が分離しているということです。

片方の理論をもう片方へ適用できません。

たとえば、 

  量子力学 vs 相対性理論

  ミクロ経済 vs マクロ経済

  心理学(因果) vs 行動分析学(相関)

  三角形の性質(多角形への拡張性) vs 多角形の性質(任意の多角形への拡張性)

  etc 

 
私は、ITサービスのプロダクトマネージャーをしていますが、プロダクトの仕様検討もまさにこれで、1人の造詣の深いユーザーの要求と、集合としてユーザーの要求は異なり、それを形にしたあとの拡張性も異なるのです。

ミクロの延長にマクロは無い。それぞれが別で、ただ補完関係あるのみだということ。

ITサービスの企画検討では、このことは肝に銘じたほうがよいと思います。

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