ANA機内サービスで「飴ちゃんあげる」はいらない

正月にANAを利用して、大阪から東京に戻ってきました。

なにやら気流の影響で、機内が揺れる可能性があるということで、無料ドリンクサービスは止め、キャンディーが配られていました。

これについては、私の主観で恐縮ですが、一言申し上げておきたい。

何も無いよりはあった方がいいよね的な発想なのでしょうが、これはあまりに滑稽で幼稚です。

なぜといって、キャンディーをあげる、などという行為は、子供に対してするような行為で、大人に対してする行為ではありません。

関西風にいうと、「あめちゃんあげる」といったもので、これは子供に対してのみする行為です。

そういう文化的価値観を持っている人なら、大人としてキャンディーを受け取るのに抵抗のある人もいるのではないでしょうか。

いや、そういう文化的価値観という背景がなくても、世間の他のサービスを思い返してみれば、キャンディーをあげるのはやはり子供に対してであり、大人に対して、というのは殆ど無いと思います。

焼肉屋など、大人に配られるところもありますが、それは口臭除去といった明確な目的のもとでありましょう。

そういう状況でないところで、CAが笑顔であめちゃんを配って、それを受け取っている乗客(大人)のすがたは実に滑稽です。そして幼稚です。

日本人として、情けなさを覚えました。

大の大人が、ゆるキャラとかに「かわいい」とか言っているのを、海外経験なんかがある人からすると、なんと幼稚に見えることかと思うのですが、あの感覚に近いものです。

子供扱いされて、それが気にならない、大人精神の不在とでもいいましょうか。

というわけで、「何もないよりあった方がいいよね」ということでキャンディーを配るぐらいなら、むしろ何もない方がいいと思います。

JALはどうなっているのか分かりませんが、ANA機内でこれは止めた方がいいのでは、と思うサービスを見つけてしまったので、ここに記録しておきたいと思います。

おすすめの記事