記憶の糸

自分が死んだ夢を見ました。

夢によくありがちですが、死んだ自分自身を、これまた別の自分が見ているという状況です。

幸い?にして、天国にいました。

死んだ日だけということで、母親が側にいました。一日たつと下界に戻らなければならなかったそうです。

そのことについて、母親は泣いていました。私はそのことでは泣いていませんでした。

ですがその後、泣くことになりました。

それは、やりたかったことがあるからでも、死にたくなかったからでもありません。

お世話になった方々への挨拶ができないことが分かって泣いていました。

命はいつなんどきなくなるか分からない、という時代ではなくなりましたが、最近の地震などを見ますと、やはりいつなんどきなくなるのだと思います。

若くして死ぬと心残りもあるでしょうが、だからこそ、毎日を心残りのないように生きていれば、そのことで悲しむことはありますまい。

ただ、その毎日や、その毎日に至るまでの自分を成り立たせてくれた、これまでのお世話になったすべての方々への、「ありがとうございました」を伝えぬまま立ち去るのは、やはり後悔することになるのだろうと思いました。

明日からこれまで以上に、そのときそのときに感謝を伝えていきたいと思います。

こんな夢が、めずらしく鮮明に記憶に残ることになりました。

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