これ、誰も共通の感覚だと思います。利用者のほとんどが嫌がっているのではないでしょうか。せめて初期状態で、すべてのチェックが外してあるだけでもいいのですが。
で、そんなことは恐らく楽天社員も気づいていると思うのですが、どうして改善されないのでしょうか。
それはきっと、上に対して、やめるための定量的な説明ができないからだと思います。
楽天の会員数は6200万(2010年3月頃)。仮に、この会員が年に1回は利用するとして、もし大量メールを出して購買につながる人が1%だとすると、62万人。これが一回の買い物で平均で1000円使うとすると、6億2000万円の売上になります。
メール配信を止めることで6億2000万円以上の効果が得られることが定量的に説明できる社員がいなければ、これを止めることを納得する上はいないでしょう。
しかもそれが、創業時からの仕組みだったりすると、上とは当時の上、つまりは三木谷さんなんかになったりして、こんなこと社員が企画してプレゼンしようとするはずはありません。
メール配信をなくすことで顧客満足度が上がって利用者数が増えるなどと誰も証明できないからです。
とまぁ、こんな感じで、あの迷惑メールはいつまでも存続しているのだと思います。
ちなみに、私なら、このメールの仕組みがなくなれば楽天をもっと利用すると思います。Aamazonと楽天で同じ価格なら、間違いなく楽天で買います。その方が、国内の小売に貢献できるわけですから。