改めて「サービス」とは何かを考える

一昨年、Webサービス業界の企画職に転職して以来、サービスとは何かを折をみては考えていました。

それは社会や産業の状態やその変化により、不便な状況が発生している人・地域に対して、その「不便さを取り除く工夫を提供」することなのだと思います。

それは、食品販売のように生きるうえで必要な自然的ななものから、道具のように使用することで生活を便利にするもの、メディアのように知ることで社会的な生活を円滑にするもの、更には、冠婚葬祭といった、人間の営みの節目をサポートするものまであると思います。

こうしてみれば、サービスとは、次のふたつの要素にほぼ集約されるのではないでしょうか。

・人間が生きるうえで必要(欲の充足も含む)なものを得る
・社会生活(個人⇔社会)を円滑化する

つまり、いずれのサービスも、個人の生活を「支え」「豊か」にし、社会活動を「円滑」にする、という観点から、

社会や産業の変化により、不便な状況が発生している
人・地域に対して、その不便さを取り除く工夫

を提供すべきなのだと思います。

この2点に照らし合わせて、今後の私の仕事においてサービス企画を考えていきたいと思います。

こんなことは言うまでもなく当たり前のことかもしれません。

が、最近のWEBサービスを見ていると、ある特定の領域でのサービスの過剰が、他の領域に悪影響を及ぼすことは多いように思います。

個人の「怠惰性」を助長したり、「社会性」を破壊したりするような。

私は、そのようなサービスとは一線を画したものを考えたいと思います。

 

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