社会人になってから友人が出来にくい理由

先日、大学からの友人と久々に食事をしました。

その人は、今は四国に住んでいるのですが、たまたま東京に来る機会があったので、晩飯を一緒に食べました。

社会人になってから、もう14年ぐらい経ちますが、このような関係が続いている事は非常にありがたいと思っています。

そして、ふと思ったのですが、社会人になってからの知り合いの中で、このように心おきなく食事が出来るような関係性の人というのは殆どいません。

一緒に仕事をしているときは、仕事終わりに飲み屋に行ったり、休日も一緒にアクティブなことに出かけたりする仲の人もいましたが、

転職などにより、物理的な距離が離れてしまうと、疎遠になる人がほとんどです。

結局、その後も定期的に会うような友人としては残りません。

社会人になってからの仲のいい人はなぜ「友人」に発展しないのか

なので、学生時代からの「友人」と、社会人になってからの「仲のいい人」とで、何がちがうのか考えてみました。

そもそも仲が良くなる理由は、似たもの同士だとか、価値観が似ているとか、よく言われますが、要するに、「共通」の事項を持っていれば仲良くなれるとひとまず言えると思います。

そして、学生までの付き合いの中での「仲のいい」状態は、気質に近いというか、より純粋な形での「共通項」であるということが言えると思います。

が、社会人になると、利害関係が入ってくるとよく言われますが、恐らくそれは違っていて、

社会人になると、「共通」の事項が、「仕事」というものがあるので、それがいとも簡単に2人の共通項になってしまうのではないかと思います。

つまりは、目の前の仕事という共通項が、あまりに大きすぎて分かりやすくて、それによって(2人の会話もできるし)仲が良いと錯覚してしまい、逆に言うと、そのせいで「趣味や価値観の領域」で共通点を見つけずに済んでしまういます。

だからこそ、「友人関係」に発展する「共通項」ではない「似非共通項」が流通して、それが「気が合う」とか錯覚させてくれるおかげで、

仕事と言う共通点が亡くなった後の、2人を結ぶ共通項目が完全に消えてしまっているのだと思います。

仕事という共通項のないところで関係性を築く

だから、社会人になってから、仲のいい同僚や上司との付き合いは生まれるが、友人にまでは発展しない。

ゆえに、学生時代の友達は一生の友達になる、と言うような一般的な見方なかったりするのかと思われます。

ということは、社会人になっても、職場を離れて「趣味」のサークルやその世界でできた知り合いは、その後も一生のお付き合いに発展する可能性があるのではないかと思われます。

逆に言うと、自分の職場の同僚だけの付き合いの中から、一生の友人を作ろうとした場合は、仕事と言う共通項目が邪魔をして、一瞬錯覚している可能性があると知りつつ、一生の友人に発展するといいな位の、期待値は低い状態で臨むのが良いのではないかと思われます。

いずれにしましても、今の少子高齢化の見通しの中で、老後の人付き合いが極端に減った状態を迎えることになるのは、私はできれば避けたいと考えているので、友人は、多く作っておいたほうがいいと考えています。

@友人とつついた食事(魚菜 由良 2号店