マツコ・デラックスさんは、本質を考え続けているのだと思う

私は、子供のお弁当の木曜・金曜分の担当をしていて、それを日曜の夕方に作っています。

このお弁当作りの間、撮り溜めしたテレビ番組を観ながら作る、というサイクルにいつしかなっているのですが、

たまたま『マツコ会議』という番組の以下の会を立て続けに観ました。

そこで思ったのが、マツコさんという人は、「今の時代におけるテレビの本質とは何か?」を考え続けている人なのだなぁ、ということでした。

YouTuber女子高生との対話の例

YouTuber女子高生の番組の例では、「なぜそれが注目を集めるのか」、という会話に終始していたように思います。

そして、マツコさんが「自分がやるとすると何になるか?」という質問をするのですが、この対話こそ、「視聴者の視聴に対する本質を炙り出そうとする」思考実験が含まれていると思います。

このような対話は、この放送回(マツコ×HIKAKIN 似ているようで異なる?テレビとYouTubeの違い語る)でも、されていました。

ちなみに、私も「あぁ、なるほど」と思ったのが、ある女子高生が、自身が小学生からYouTuberを始めて16歳までの成長過程を見れるというので、

これなどは、AKB48の人気獲得にも通じるところがあり、古くはタマゴッチにも通じていると思いますが、それが注目されるのはなにか人間の関心を惹く本質に触れているからなのだと思います。

こうした対話を通じて、マツコさんは、YouTuberの視聴者に対する見方や感性を吸収しながら、自身の「視聴者に受けるテレビの本質」について、ご自身の考えを先鋭化させていっているのではないかと思いました。

いつも本質を考えているからコメントが鋭い

マツコさんは他の番組でも支持を集めていると思います。

私は、『月曜から夜更かし』『5時に夢中』『マツコの知らない世界』を録画して見ていますが、そこでのコメントが、やはりよくあるコメンテーターの紋切型のコメントとは違うのです。

マツコさんのコメントは、本質を突き、そこに自分の感情を乗せて、あとはどの視聴者にも不快にならない言葉のチョイスを慎重にされている、という、恐ろしく高度なバランス感覚を感じます。

そしてマツコさんが、その本質への洞察を、ご自身がお世話になっているテレビ業界をなんとか出来ないか、という課題にも用いているのだと思います。このマツコさんの姿勢には学びたいと思いました。

自分も、IT業界で働いて、その時々の仕事の「忙しさ」に心を無くすときがありますが、「IT業界の本質を問う」ていって、この業界はどうあるべきなのか、というような本質的な問を忘れないようにしたいと思います。

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