記憶の糸

個人の自由は、全社会が完全かつ永久に服従しなければ
ならない、ただ一つの最高目的と調和しうるものではない・・・

自由社会が単一目的に服従してはならぬという原則に
対する唯一の例外は、戦争、その他の一時的な災害の
場合であり、その際にほとんどすべてのものが直接かつ
切迫した必要にしたがうということは、結局のところ、
自由を保持するための対価なのである。

(中略)

自由を将来さらにいっそう確保するために、一時的に
犠牲にするということはよくわかることである。

                  『隷属への道』

 

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