ご当地ラーメン、それは原種の保存ではあるまいか

昨年は、小旅行のなかで、日本三大ラーメンのうちふたつを現地で食べました。喜多方ラーメンと、博多ラーメンです。

さて、喜多方ラーメン(醤油)と博多ラーメン(豚骨)、これらは日本三大ラーメンなわけですが、、、そのお味はというと?

はい、やっぱり東京で食べるほうが美味しいです。

首都圏でこれだけ人が集中している地域で競争しているのですから当然といえば当然かもしれません。より多くの人に受けるように作っているわけですから。

では、ご当地ラーメンも、東京でヒットする味に変えてしまえば、もっと人気が上がる?

とは思いましたが、ご当地ラーメンにはご当地ラーメンとして、存続意義があるのだと思うようになりました。

これは植物の種子の例なのですが、遺伝子操作をしてある環境に強い植物を作ったりすると、そのいちど遺伝子操作された植物からは、遺伝子操作をしても元の遺伝子に戻れないそうです。

ゆえに、原種を保存しておかないと、新たな品種改良ができなくなるため、この原種は絶対に失われないように厳重に保管されているそうです。

ご当地ラーメンも、そういう位置づけなのではないかと思いました。

大都市圏にあわせてそれぞれのラーメンを品種改良をする。だけどまた新たに味を改造しようとすると、その元種がない。

だから、味がごちゃごちゃしてきて、何がなんだか分からなくなってしまう・・・

というわけで、ご当地ラーメンは素のおいしさをそのまま維持してもらえればと思いました。

今年は、日本三大ラーメンの残り、札幌ラーメンを攻める機会を探ってみたいと思います。

喜多方ラーメン:会津若松旅行記
博多ラーメン:博多旅行記
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