この映画は、ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブスが、それぞれWindowsとMacintoshを開発させるところまでのドキュメンタリー映画となります。
彼らが、どれだけ自分を大きく見せようとしてハッタリをかましたり、「ない」ものを「ある」と言ったり、してきているのかが分かります。
しかもそのなかで必死に動いきて、ゼロックスがマウスを開発し、その技術をタダでもらうという幸運があったりと、紆余曲折がありますが、
共通して言えることは、初めから練られた計画ありきではなくて、意志といか情熱とか、思想とか、、、
そんなことが原動力になっているのが分かります。
転じて、そう考えると、お利口ちゃんよろしく、アメリカからMBA的な考え方を輸入したり、KPIマネジメントですべてをコントロールしたり、詳細な事業計画を練り上げたり、、、
という日本の大企業では、やはりイノベーションは起きないと思われます。
いや、そもそもアメリカでも、大企業はイノベーションは起こしづらいものだと思います。
が、「大企業はそんなもの」にも関わらず、「イノベーション」を掲げている大企業のなかで働く社員は、いろんな意味ですり減るだけで、何かを産むことはないと思われます。