
柳生宗矩に入ります。
徳川家康に剣術指南役として仕えてから、秀忠~家光の兵法指導をした人物であります。
まずは家康時代。
戦国時代の末期で、いよいよ戦乱の世の中を終わらせるべく時代が動き出した頃の柳生宗矩に学びます。
和顔布施の教えを身につけ、和んだ笑いで敵意を
散じさせる者、これこそ無刀取りの先例でございます。
相手に不快を与えまするが敵をつくる因になりまする。
(石舟斎)
こうすればこうなるはずという、理詰めの思案は、
ある面ではまことに俗な意見に過ぎない。そうなる
ものを、そうさせぬところに工夫が凝らされてこそ
進歩に通ずる。
眼で見て深さが計れたら、飛び込んで泳いでみる。
その飛び込む勇気と、それに続く泳ぎ切る工夫が
なければ何事も解決しない。