記憶の糸

会話には、「得意」とか「不得手」とかいう言葉が当てがわれます。

ただ、家族間では、そんな概念さえないかもしれません。話せて当たり前なのです。友人間でもそうでしょう。

ただ自分から距離がだんだん離れていくと苦しくなってくると思います。

知人間ではそろそろ苦しくなるでしょうか。同僚では?上司では?取引先では?

となってくると、話せない人が増えてくるものではないかと思います。

それを克服することが、会話上手というのかもしれません。

会話を成立させる要素

ところで会話が弾む弾まないは、何に起因しましょうか。

会話は、共通の

1)興味か、
2)知識か、
3)経験か、

のうえに成立すると思われます。

であれば、どうしても話が成立しないタイプが存在しえるように思われます。

たしかに、1)2)3)のいずれかを見つけることができれば、会話は成立しやすいです。

ただ私の経験上、1)2)3)が共通でなかった場合も会話は成立します。

自分の知らないことを尋ねるという形式をとることができるからです。

初対面の人には、これしかありませんが、これがあるから会話は成立するのです。

それでも会話が成立しないタイプとは

が、それでも、会話ができない人の一群がいることを最近はっきりと自覚するようになりました。

それは、1)2)3)の外側で、相手が知っていそうな部分を質問したときに、「そんなことも知らないの?」と返すか、「イエスorノー」で返してくる人です。

この返答傾向のある人とは、正直、会話は成立しないと思います。

ちなみに私の出会った人たちで、この傾向の人たちは、普段からも自分の身近の人としか話さないタイプが多いようです。

つまりは、学校や会社において、サークル・クラブや、飲み仲間のあいだでしか会話ができないと思っている人たちです。

そしておそらく、共通の1)興味か、2)知識か、3)経験がないのに何を話すんだ?と強く思っているようでもあります。

不快になる会話相手には近づかないことが大事

私は、この相手とだけは、話していると不快になるし後味が悪いので、黙ることを決めています。

相手の発した言葉を受けることしかしないようにしています。聞かれたことに対して答えるだけ、というやつです。

下手に話を膨らましても、どこかで相手から「そんなことも知らないの?」「イエスorノー」で会話をぶった切られると、とてつもなく不快だからです。

だからそういう人には近づかないようにしています。

知っている人とばかり付き合うのは、自分の傾向を固定化してしまうので、程々にして、いろんな人たちと付き合いたいと考えている自分ですが、

この手の人たちだけとは付き合っても時間の無駄だと思われるので、人生行路で避けていくべきと思うに至りました。

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